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1959年~60年頃旧ミノルタ千代田光学製。 実存が10台程度と言われているSR-2ブラック／オートロッコルPF58㎜f1.4フード付の出品です。ミノルタコレクター最後の難関がSR-2BK、機体Noは末尾7番の1121007です。 未販売のSR-2ブラックは、大手の問屋さんやカメラ店と著名な写真家に献上されたカメラです。多く見積もっても数十台と言われており、ミノルタ自身も詳細が判らない希少なカメラです。 縁あって私のところに来たカメラですので、黒塗り焼き付け塗装の外装を含め、オリジナル部品を残しながら整備をしました。内部の部品はレストア用の111万台SR-2の部品とSR-1BKのビスとキャップを使用しています。 雑な後塗りレタッチをすべて剥がし真鍮の地金が出て来てます。 SR-2はミノルタ最初の一眼レフカメラとして1958年～60年迄に約2万台を製造。外観に変化はありませんが初期型と後期型が有り本機は112万台の後期型になります。（110万台と111万台のアルミダイキャストボディーは金型刻印無し、112万台後期型にSR2の刻印が有ります。ちなみに、SR-3はSRC、SR-1はSRD、SR-7はSREの刻印が続きます） 内部のモルトプレーンは全交換済みでスローガバナーも洗浄後整備しました。 スクリーンには取り切れないチリやキズは残りましたが視界は概ね良好です。巻き上げは若干重いのですがゴリゴリ感はなくスムーズです。 シャッター幕の硬化は有りますが、シャッタームラなど無く動いてくれてます。手の感触を頼りに調整しましたが,残念ながら幕速とドラムのテンションを上げれませんでした。最高速は1/500秒と思ってください。全速に渡って0.5段程遅くなっています。 レンズに取り切れないキズやカビ痕とガタが有りますが、描写に影響は出ておりません。部品もなく大変希少なカメラなのでご理解いただければ幸いです。 作例写真 磐越西線C57180（ 25周年記念新津機関区仕様塗装機） 撮影データーはレベル調整のみで色調補正などの画像処理はしておりません。 撮影を含め保証はございません。 本品はコレクター向けの商品になります。オリジナリティが判断できる画像を載せましたので、ご予算含めたコメントもいただければ嬉しく思います。 このカメラの経歴にリスペクトされる方のリプライをお待ちしております。